令和元年9月27日~9月29日の3日間、台湾に社員研修に行ってきました。
今回の研修の目的は部門間、部門間を超えたコミュニケーション、また会社の目標を再認識するためにです。
3日間天気に恵まれず、雨ばかりでしたが台湾では豪雨に合うと縁起がいいとされています。
そのような台湾に昔から伝わる話やしきたりなども多く学び、考え方や視野も広がるいい研修になったと思います。
まず1日目は
龍山寺へ。芸術的にも価値が高い為、国の二級古跡に指定されてます。龍山寺の名前の通り屋根やいたるところに瑠璃細工で作られた鳳凰や龍が目に飛び込んできます。
龍山寺には本尊の観音菩薩だけでなく、航海の守護神である媽祖(まそ)、学問の神である文昌帝君(ぶんしょうていくん)、商業の神として関羽など道教や儒教の神、歴史上の人物も祀られています。
地元の多くの方がお祈り・参拝に来られていて台湾の信仰心の強さを感じるとともに、パワーをもらうことができました。
次に向かったのは、国立中正記念堂です。
ご存じの方も多いと思いますが、中正記念堂とは中華民国初代総統である蒋介石を追悼するために建てられた建物です。
感じたのは、とにかく広く大きいということです。後で紹介する故宮博物院と共に台北のシンボルとなっています。
館内には蒋介石に関する資料や巨大な像があります。迫力のある巨大像や芸術的な造りにあっけにとられました。
1日目の夕食は台湾料理です。日本人の口に合う料理ばかりでついついたくさん食べて飲んでしまいました。
上司・後輩・部門間関係なく台湾料理を楽しみながらコミュニケーションが取れました。
そして2日目、先ず向かったのは十分(シーフェン)です。ここでは、天燈(ランタン)を飛ばす体験をしました。
ランタンを空に飛ばすことで先祖のご加護をを祈ることから始まった台湾の伝統的な行事になっています。
願い想い、目標などをランタンに書き空に飛ばしました。生憎の雨でしたが、無事飛ばすことができ、各々の決意も固まったように思います。
次に向かったのは、あの千と千尋の神隠しのモデルとなったとされている九分です。
提灯が街中に吊られており、独特な雰囲気を感じることができました。不揃いの階段や街から見える海の景色もどこか身近な感覚を得ました。
次は、行天宮に向かいました。
商売繁盛の神とされる関羽が祀られており、台湾でも人気の寺院になっています。ここは台湾のオフィス街に隣接しているため、多くのビジネスマンが仕事の合間にお祈り・参拝に来るそうです。
近くには占い横丁と言われる地下道に占い屋さんがずらりと立ち並んでいて、私たちも数名占ってもらいました。
この日の夕食は北京料理です。なんといってもやはり北京ダック。期待はしていましたが、それ以上の美味しさでした。ほかにも、たくさんの美味しい料理に笑みが絶えない時間でした。
そのあとは、士林夜市に行きました。多くの人で賑わう夜市、お店がずらりと並び、活気に満ち溢れていました。食事からお土産屋さんまで歩いても歩いてもお店が途絶えることはありません。
普段味わうことのできない雰囲気に歩き疲れることなく存分に楽しめました。
最終日となる3日目は
初めに、台湾に来たら欠かせないといっても過言でもない「国立故宮博物院」に行きました。多くの歴史的なお宝が展示され、中国美術工芸コレクションとして名高い博物院です。
院内には、歴史的なお宝がずらりと並んでいました。目玉と言ってもいい、象牙作品「彫象牙透花人物套球」・清代の作品「翠玉白菜」・角煮で知られる「肉形石」には多くの人たちが見惚れていました。
次に、忠烈祠です。ここは、国のために活躍した英霊が祀られている追悼施設です。
「衛兵交代式」が人気で、靴音が響き、息のそろった交代式を拝見することができとても感動しました。子どもの衛兵さんもいました。
最終日の昼食は台北では行列の絶えない「ディンタイフォン」です。有名な小籠包のお店です。その日も多くの人達が行列を作り、私たちも1時間ほど並びました。
並んだ甲斐があったと1口味わっただけで感じました。次々に出てくる料理に会話も弾み、最終日の台北を楽しく終えることができました。
今回の研修で、会社内でのコミュニケーションを図ることができ、上司・後輩関係なく多くの意見交換ができ、仕事やプライベートのモチベーション向上にもつながったと思います。
10月1日から49期スタートしました!岩田建設は今期も全社で目標達成します。心機一転、会社一丸となり「小さな町から全国に」をモットーに精進していきます。